彼が結婚式をやりたくないといってきたら
結婚式を挙げるかどうかはお互いで決めることですが、彼氏と意見が分かれて、ひとりで悲しい想いをかかえていませんか?
結婚式を挙げたくないという男性は意外に多いもの。
彼氏が結婚式を挙げたくないという理由があるはずです。この記事では結婚式に消極的な理由とそれぞれの説得方法について紹介します。
結婚式を挙げたカップルの割合
結婚式を挙げないことを「ナシ婚」といいます。マイナビウェディングを運営するマイナビは【2022年 結婚・結婚式の実態調査】の結果を発表しました。
2021年7月から2022年6月までに結婚をしたカップル、結婚式を挙げたカップルを対象にした調査で、2021年と比較して結婚式を行ったカップルの割合は前年比10.4ポイント増の46.0%でした。
2021年に比べて行動制限が緩和されたことが大きな要因です。
結婚式をすると決めた理由としては「一生に一度のことだから」「思い出に残したいから」「主役になれる場だから」という意見が上位を占めました。
一方、「あこがれていたから」「友達をたくさん呼んで祝福されたい」という理由は大幅に減少。
おもてなしを重視したゲストファーストの結婚式から感謝を伝え思い出として残す結婚式を重視する傾向になったことが伺えます。
結婚式を挙げたくないという男性は多い
マイナビウーマンの調べによると、男性の52.8%が結婚式を挙げたくないと回答しています。
結婚を考えている男性の半分以上が結婚式に対して消極的なことがわかります。
結婚式を挙げたくない理由
結婚式を挙げないと判断する理由はどこにあるのでしょうか。その理由について挙げていきます。
結婚式費用が高い
結婚式を挙げないと判断する理由で最も多いのが「費用が高額」という点です。
実際、結婚式、披露宴、披露パーティーにかかった費用は平均すると292万3,000円、平均招待客数は42.8人です。
ご祝儀やお互いの家族からの援助があるとはいえ、実際の負担額の平均額は143万7,000円となっています(ゼクシィ調べ)。
ただし、これは全国平均の相場で地域によって差があるので必ずしも当てはまるとは限りません。
それでも、その後の生活面を考えると結婚式を諦めて、貯金しておくという理由になるのは納得できます。
人前に立つのが恥ずかしい
人前に立つのが恥ずかしいというのも理由の一つ。結婚式の主役は新郎新婦なので、当然注目を集めます。
目立つのを嫌がる男性にとっては、注目されることに耐えられないわけです。
呼ぶ友人がいない
結婚式では親族だけではなくお世話になった方々を呼ぶ場です。友人、上司、同僚などをゲストに呼びます。
ですが、友人が少ない・いない彼氏からすると、呼ぶゲストは少なくなるわけです。
新郎新婦の間でゲスト差を気にしなければいいのですが、地域や場所によっては「ゲストは半々」「新郎が多いのは当然」といった考えもあります。
そのため、彼氏としては「結婚式を挙げても呼ぶ人がいない」となるのです。
家庭の事情
片親であったり、両親が他界していたりといった理由で結婚式を挙げたくないという人もいます。
また、様々な理由で家族と疎遠になっているケースもあり、そのような事情を抱えている人にとって結婚式は大きなハードルに感じてしまうようです。
どちらかかお互いが再婚だから
3組に1組の夫婦が離婚している時代だからこそ、どちらかかお互いが再婚のカップルも珍しくありません。
しかし、周りの目や2度以上、ご祝儀を出してもらう罪悪感から結婚式を挙げないカップルも多いようです。
そもそも必要性を感じていない
男性の中にはそもそも結婚式という儀式そのものに必要性を感じないという人が少なくありません。
自分が必要だと思っていないことに時間やお金を使うのがもったいないと思うわけです。
ということで、必要性を感じないから結婚式をやりたくないという男性もいます。
結婚式をしたくないという彼を説得するには
彼氏が結婚式を挙げたくないのか色々理由があるでしょう。まずは彼氏の考えを聞いた上で話を進めるとスムーズです。
その上でどのように説得すればいいでしょうか。彼氏を説得する方法をご紹介します。
友人や親に協力してもらう
結婚式をする必要性を感じていないという彼氏なら「親孝行」を全面に押し出すのもありでしょう。
「親は子どもの晴れ姿を見てみたいもの」と説得すれば、理解してくれるかもしれません。
場合によっては直接、彼の親や自分の親からさり気なくいってもらいましょう。
注意点としては自分の親にいってもらう時は彼との関係が気まずくならないように、あくまで自然に伝えてもらうのがポイントです。
共通の友人がいるなら、結婚式を挙げてよかったと説得してもらうのも効果的です。
結婚式を挙げたカップルの話を聞く
友人夫婦で結婚式を挙げたカップルの話を聞かせてもらうといいでしょう。
このような場合、友人のご主人も乗り気でなかったけどやってよかったという感想があれば、前向きになってくれるかもしれません。
注意点としては、彼氏には「結婚式をしたらいいらしいよ」とはいわないこと。結婚後に家族ぐるみで仲良くしたい友人として紹介するとスムーズです。
費用問題をクリアする
結婚式にかける費用がもったいないと思う彼氏の場合、お金の問題を解決できることを伝えましょう。
結婚式には多くの費用がかかりますが、二人の持ち出しだけではありません。
親からの援助やゲストからの祝儀を含めると工夫次第でプラスマイナスゼロにする事も可能です。
今は格安プランも多く、挙式日をオフシーズンである真夏や真冬、割引プランのある平日にして、費用自体を減らす方法もあります。
費用がかかると思っている彼氏の多くは、漠然と「結婚式はお金がかかるもの」と思っている場合が多いので、費用面をクリアできれば説得できるでしょう。
彼女がひとりで決める
ドレス選びや打ち合わせを、すべて彼女が担当するのはいかがでしょうか。寂しいかもしれませんが、手間を軽減するため仕方ないといえます。
準備さえしてくれて、当日出てくれるのであれば、打ち合わせに参加しないというのはギリギリ妥協できる線ではないでしょうか。
衣装合わせにきてくれれば十分です。
人生のけじめ
入籍だけでは結婚した実感がなく、人生のけじめとして結婚式を挙げたいことを伝えてみましょう。
親や親族、知人、会社関係者を呼ぶことで、一人前として見られるのではないかと話してみます。
男性の中では社会的立場を重要視する人もいるので、したくないといった人でも考え直すかもしれません。
人前に立つのが恥ずかしい場合
大勢の前には立つのは恥ずかしいという場合、結婚式にはさまざまなスタイルがあり、二人にあった方法があることを伝えましょう。
注目を浴びる演出をなしにする、家族・親族だけの会食、海外で挙式を挙げるといった方法があります。
家庭の事情の場合
海外挙式や小さな式にして、披露宴でのプロフィールビデオなども流さないなど、家庭の事情に配慮することもできます。
友人が少ない・いない場合
親族のみで友人を呼ばない式にするか、二人だけの結婚式はどうでしょうか。
お互いの家族だけを招いて、フォトウェディングと会食のプランもあります。
プライダルフェアに誘ってみる
彼氏があまり結婚式に乗り気でないなら、プライダルフェアに連れていってみましょう。
教会でドレスを着たモデル、おいしい料理を食べるなど、楽しそうにしているあなたを見て「結婚式を挙げてもいいかな」と思ってもらえるかもしれません。
プライダルフェアに誘うときは、遊び感覚で誘うのがポイントです。
彼氏が譲るべき理由を主張しよう
彼氏を説得しても、強情で結婚式を挙げたくないと言い張った場合、どうしたらいいでしょうか。結婚生活を送るうえで、同じようなシチュエーションは起こるはずです。
このような場合、あなたが譲れるだけ譲ったことを伝え、彼氏も譲るべきであることを主張しましょう。妥協点を見つけて折り合いをつけることは大切です。
結婚式にあこがれを持ち自分がどれだけ説得をしても、自分のためだけに強情になるのはひどいと思いませんか。
もしも聞き入れてくれないのであれば、自分はあなたと結婚式を挙げるために最大限、考えたと伝えましょう。
この際、感情的になってはいけません。
交渉の際は、怒ったり泣いたりすると、彼氏は話を止めてしまいます。真剣になりながらも淡々に話を進めましょう。
別れてしまうカップルも少なくない
ここまで、結婚式に前向きではない彼を説得する方法について紹介しましたが、中にはうまくいかず揉めてしまい、それが理由で破局するカップルも存在します。
せっかく、結婚まで考えていたのに結婚式を挙げる・挙げないで別れてしまうのは悲しいものです。
お互いが納得いくまで話し合い、それでも妥協点が見つけられず別れてしまうのは仕方がないと思うかもしれません。
しかし、そうでない場合はお互いの妥協点が見つけられるまで話し合いを続けましょう。
結婚式の話が出るたびに険悪になってしまう場合は、しばらくその話題を避けて熱が冷めたころにもう一度、冷静になって落としどころを見つける議論をするのも一つの方法です。
結婚式をやってよかったという声は多い
さまざまな理由で結婚式を挙げたくないという彼氏でも、実際にやってみたら「結婚式をしてよかった」と満足してくれたという体験談は多くあります。
結婚式を挙げたくないというのは、自分にあった結婚式のスタイルを知らない、あるいは想像できないだけかもしれません。
まずは自分の気持ちばかりを押し付けず、彼氏の想いにも耳を傾けてみましょう。彼氏の本音を聞いたうえで提案できれば、前向きにとられてもらえるかもしれません。
彼氏のタイプにあわせて説得してみましょう。二人にとって後悔のない結論を出したいところですね。